駅前の松屋から
番田 


粉のような人間になって
自分を粉砕していたい
そう思えるようなときがある
実際は体が疲れているだけなのだが

防波堤に立ちつくしていると
冷たい風が 体を突き刺すから 何もない心のままで
まだ遠い 春までの道のりを思いながら
帰る場所についてを考えている 三月だった


自由詩 駅前の松屋から Copyright 番田  2014-03-20 01:25:12
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