人は心を失って
番田
明日への鍵を探して
歩いた
道の上を歩いた
どこにも 何もなかったが
それは本当に昔のこと
庭で 寝ていた 昔のこと
白い靴を洗って
日を体に浴びていた頃のこと
誰もが自分の思い出を横切っていく
通りすぎる車
生きることの手がかり
緑の道を歩く人たち
自由詩
人は心を失って
Copyright
番田
2014-03-04 01:57:33
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