紅恋

燃え盛る炎で焼け焦げた僕
ひと思いにかじって丸呑みにしてしまいたい
左足の指先をとりあえず摘んでみる
ぼろぼろと宙に舞う
鉄くずなのか
黒焦げの炭かわからないけど
ちょっと前まで僕は四角い鉄の固まりで相棒がいた
相棒も鉄の固まりだったカラ
ぶつかる僕ら瞬間
火花が散って崩れ落ちた 僕、宙に舞う


未詩・独白 紅恋 Copyright  2005-01-17 16:30:27
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