破裂
はるな


みてあのこまだ
舟なんかつくってる
とさされたゆびを
はじから折って編み込んでいく

わたしはかなしかった
夜でも朝でも
ま昼にはいっそおそろしかった
からだじゅうに溜まった水が
破裂しそうになりながら
しないで
ゆっくりと煮詰まってゆくのが



自由詩 破裂 Copyright はるな 2014-02-24 04:46:14
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