しーばす
dendrocacalia
川の悪口が流されて
きれいな景色でも見えるかと思ったら
泡しかない
「閉」マークを触った人差し指第二間接を泣きそうになりながら二度洗って
セミハ流れてぴっくりかえっていました今わたしが
小麦粉をかぶる妄想をしていたときわたしが
ホット専用コーヒーを頬に当てた港の擬似恋愛をしていたそこにいました
鳴り響いた警告は二人をコンテナの隙間でそっとキスしたね
おつきさまがみているよ☆どきどき☆
バーーーカ!!死ね!
釦を押してひろがる草原いっぱい氷粒あられつぶて
皮がむけててのひら(手を洗うことで)
らぽんらっぽんと
ぶちつけたる
溶けながら転がっていく様子はまるで嘘バス
「しーばす。」
県立カメラ市のお祭りで
さっきの大道芸の一輪車に火をつけるわたしは
ピエロは両目が燃え上がって
恋におちるよあずきつむじ
ドアノブを触った手を洗わないまま
太平洋大西洋までながれついてながれついたとき
セミハもう海草になってた
「しーばす。」