るるりら





一滴の 揺らぎが訪れ
一斉に 稲の花ほころび
宇宙は それらを わがこととし
ひとつのこらず 見とどけ

そのちいさな いとなみの
いちぶ始終を よろこんだ
霧に つつまれる
結実の日も

目覚ましが かきけし
それでも
目覚めようとしない

おはようと どなたかが言い続けていたらね
やっと
おこめの あかちゃんになったよ


自由詩Copyright るるりら 2014-02-06 09:17:41
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