チェックアウト

君と僕の間立ち昇る蒸気 少し高いところから注がれるミルク
軽く手を添えて 彼女は僕に笑顔まで添えて

白と黒の渦を巻くさっきまでのブラックコーヒー
束の間の現実逃避
優しく微笑むウエイターが食器と共に運んできた朝の空気
日はさっき昇ったばかりなのに 沈むことわかってるから
ちょっと憂いた
ちょっと待ったウエイター
僕の席に箸の用意を
ナイフとフォークには慣れてない

それを見て笑う君を見て確信する
君への思いまだ枯れてない
まるで雨上がり雫を落とす葉
僕の口から出る言の葉
そこのジャム 蜂蜜 角砂糖 どれより甘い

軽い食事を終えたら
これからの予定 Discussion
今日は時計の針は気にしない
部屋に戻ってすぐここを出る?
君がイタズラっぽく笑って回すスプーン
白いレースのカーテンの隙間から差す木漏れ日
部屋に投げ捨てられた抜け殻
シーツの上抱き合いながら•••
少し遅れたcheck out


自由詩 チェックアウト Copyright  2014-01-11 23:58:59
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