香ばしい におい
藤鈴呼
ふかふかの クッションに
仔猫が ちょこん と
座る みたいに
腕に 入らぬ ブレスを
無理に 押し込めず
指に ちょこん と
垂らしてみたら
可愛らしくて
うふふ と 笑えるの
空回りが 戻る 瞬間って
そんなモノかも 知れないネ
煎餅だった 座布団が
弾力材に 早変わり
香ばしい においは
もう しないけど
黒焦げの 煙も
二度と 見ないで 済むんだもの
ふわふわ の 空気の中に
綿あめ 持ち込んで
いっそ 住んで しまいましょうよ
澄んで いくよ
きっと
心も 身体も
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自由詩
香ばしい におい
Copyright
藤鈴呼
2014-01-05 14:33:59