クリスマスの悪
黒髪

からかいが善になれと夢見て眠った
心がほしいと思う人の柔らかい心はクリスマスベルの響きのよう
リンゴンリンゴン金色の
何一つ手に入らなかったし誰一人認めることが出来なかった
弱気な心をロックさせて
悪ほどの忌まわしさをロックして
吐き気をもよおされるから
許すことの出来ない悪辣さを何とか潰れてしまえと願うばかり
あなたは慌てものだからきっと誤解するだろう
そこから始めることも怖くない

悪を憎んでいればきっといつか気づくだろうと
心が傷んでうずいてる
人を憎んで罪を憎まずといいたいほどに疲れてる
何一つ思うことなく沈んでいく沼の底
ハイテンション?
ずっとあなたと一緒にやってきて
何か過ちが頭を覆って
不快な気分を吹き飛ばされたばかりの頭は
温かな過ちというやましさに溶けてく

何一つ自分では決められないクリスマスの日の
何一つ自分で捕まえられないクリスマスの日の
たった一つつぶやいた「お母さん」
それだけの生き方
一人にならなければいけない最後のセリフ


自由詩 クリスマスの悪 Copyright 黒髪 2013-12-25 12:25:54
notebook Home 戻る