政治的に詩を書く2
オイタル

夕暮れの街の曲がり角の
小さな公園で
ブランコを鳴らす特定秘密保護法
細い両足を二つ投げ出して
寂しそうにサンダルを放っている

やっと生まれてきたのに

みんなに微笑まれていたい
のに
誰も分かってくれない
みんな幸せでいてほしい
のに
誰も頷いてくれない

NSCの向こうの雲が
夜に崩れて
小さく光った


自由詩 政治的に詩を書く2 Copyright オイタル 2013-12-11 20:52:30
notebook Home 戻る