酒を。
ケイイチ
反吐がでるような現実の中で、酒をのみ、酔いつぶれて、布団に倒れるようにして眠る。
誰かが吸ったシケモクを。
誰かが捨てたライターで。
曇天模様の路上の上で
僕はすべてを憎むんだ。
愛も、絆も、恋人さえも。
夢なんてない、探してやいない。
かといって、いっちまう勇気もない。
ボードレールの言葉も
見知らぬ誰かの呟きも。
言葉は誰にも平等だ。
世の中は不平等だ。神様は気まぐれだ。
明日目が覚めたら僕は毒虫になっていればいいと思う。
踏み潰しても気づかれないよいな虫に。
害虫毒虫蛆虫。
僕は虫けら以下の塵芥。
明日はくる。それでもくる。
自由詩
酒を。
Copyright
ケイイチ
2013-11-26 19:57:49