街の風景と僕
番田 


あまりにもこの体が
寒い日 僕は
見ていた空に僕の心の
帰る道を見つめていた


色の中にあるものは何だろう
遠くに一つ
見えた 星 そしてまた 光る
光と その筋 そのかけら


理想などなかった
僕は眠っている子供みたいだ
やがて 僕はきっと
屍に生まれ変わるだろう


過去の世界の中へと消えた日々
さようなら また会おう 君よ
僕はいつもここで待っている
過ぎた日々の その中で


盗んだバイクで走り出す 僕は
旅に出たとしても また
渋谷の雑踏の中 来た道を
引き返すだろう校門の前へと



自由詩 街の風景と僕 Copyright 番田  2013-11-14 23:39:51
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