家族がもうひとつできれば
りゅうのあくび

どんな日でも
廻り続ける
人生は
風車を巡る
羽根のように
日はめくるめく

時には
騎士道物語を
読みすぎて
本当と物語の
区別がわからない
竜騎士となって
大空に
翼をひろげて
飛んでいく
旅路を
駆ける
詩を書く
夢を見ながら

陽は昇り
再び沈んでも
雲のうえで
共に暮らす
竜の翼にその心を
告げるときには

これからも大きな雲を
かき分けて
飛んで往きたい

結婚は
新たらしい未来を
少しずつ
切り拓いていく
分岐点になって
伴侶との
永く果て
ある旅


自由詩 家族がもうひとつできれば Copyright りゅうのあくび 2013-11-03 00:19:21
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