あきから
……とある蛙

南から風

そのあと

風が空を押し上げて
秋の空が高くなる

その高い空の下
     山は赤く
     地は黄金(こがね)
     輝く色のグラデぇーション
実りの時を触れ回る

この季の風は
     山から吹き寄せ
     地上を爽やかに撫で上げ
     色の変わった落ち葉を
舞い上がらせる

その果てからやってくる
山の親父を呼びに行く

空から
ひらひら
白いもの

春まで
ひらひら
白いもの


自由詩 あきから Copyright ……とある蛙 2013-10-29 12:24:31
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