断章
梅昆布茶

遥かな星の光に導かれたいと思った
滴を飲み干すようにそのいのちを汲み取りたかった

それがたとえつかの間の足元を照らさなくとも
静かに己の無知をおしえてくれるなら
僕は本当の光に従いたいとおもうのだ

母がひざをあたためていた小さなストーブで暖をとる
なにか特別なぬくもりがあたためてくれる夜だ

慌ただしさを口いっぱい詰め込んで今日も生きた
足跡の数をかぞえて眠りについた
せめて一冊の本を枕元に置いて夢をみよう



自由詩 断章 Copyright 梅昆布茶 2013-10-23 22:33:18
notebook Home 戻る  過去 未来