作文なんてやめちまえ
南条悦子
かさぶたみたいに乾燥した
喉がかわいた
ごくごくとカルピスを飲む
また喉が乾いた
ごくごくとカルピスを飲む
泥水を飲んでいる気分だ
瞼が重い
腐った卵ににた丸いメガネをかけて
雨上がりの虹を歩いていくよ
喉がかわいた
ペットボトルを見た
水がなかった
自由詩
作文なんてやめちまえ
Copyright
南条悦子
2013-10-19 23:44:46