明日の約束
ユッカ
さようなら
君がいない街でも
なんとかやっていきます
泣き暮れた夜のあと見あげた空に
ひときわつよく輝く星を見つけたら
それが僕の憎しみですから
どうぞ見なかったことにしてください
きみはただでさえ泣いてばかりいて
白目が赤く腫れているだろうから
夜明けいちばんの風で
目を洗うといいでしょう
君もなんとかやってください
さよならばかりが人生なので
僕は遠い街で
風をさがして生きていきます
それを少しでも寂しいと言ってくれるのなら
僕が忘れてしまうまえに
何か合図をください
それがさよならの代わりになっても
かならず見つけますから