よじれる白
草野大悟2

よじれる鉛筆は
十六夜を犯す 

コロコロ鳴く秋は
ベクレルやシーベルトに困惑して
ひとり を
実感・・・・・・する・・・・・・十六夜
白は
処女であったころの風をまとい
眠りこけている永遠の
頭を ひっぱたく

犯された十六夜が
十三人のユダを産む


自由詩 よじれる白 Copyright 草野大悟2 2013-09-20 21:08:04
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