夏の思い出
和田カマリ

渓流に 足を潜らせ 涼を取る

立ち込める 花火燻かし 夏キャンプ

醒ヶ井や 梅花藻に降る 百日紅

陽を惜しみ つるべ落としに 肉を焼く

倒木に 陰を求める 岩魚たち

酔いどれて 子を叱る声 夜を割る

痛いやら ブトに噛まれて 痒いやら






俳句 夏の思い出 Copyright 和田カマリ 2013-09-13 11:51:36
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