どこまでも続いていきそうな予感
るるりら

嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みたいな日は 思い描いてみるの
突然息ができなくなるほど苦しい日
不安でたまらなくなる日
みじめでやりきれない日は 想像してみるの
太古の昔 初めの命が 稲妻のように現れた

誰がなんと言おうと美しいものを 
わたしは知ることができる
泥水がふりかぶろうと 美しいこと
嫉み妬み誹謗中傷
孤独 不信 こんな日には、稲妻が走るの


もうだれも わたしを おびやかせない
わたしの白い帆は 
もうすぐ、穏やかな風を満身にうけて進み始める
虚しさを埋めようと一生懸命になっている
けれど
瞼をとじて 原初の光をイメージしてみよう

すべてのことがはじまった ほんとうの始まりの日
もし わたしが 最初の命だとしたら 
最初から 多くのことはできない 
けれど いま まさに目覚めのとき

私は 私の手のひらに【if】って描いてあげるの
【if】って【もし】に 似てる
遠い国の原初の【if】と 私の原初の【もし】は よく似ている

遠い国の人が話かけるように 私は わたしの原初の命に
話しかける
すると すてきな【if】と、すてきな【もし】が繋がって
ミラクルな回転を
始めた
ひらけてゆく めぐるめく 今が たった今 始まった


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題名は  クローバーさんです。

初出「あなたにパイを投げる人たち」の即興ゴルコンダ(仮)に
投稿させていただいています。http://anapai.com/CGI/cbbs/cbbs.cgi?H=T&W=T&no=0


自由詩 どこまでも続いていきそうな予感 Copyright るるりら 2013-08-31 07:25:56縦
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