[:probability
プテラノドン

 きみは夏の間、シルバーワークの老人にまぎれて土手の
草刈りをしている。日当七千円なら妥当かもしれない。
こんな夏でなかったら。
もしくは、橋の上を走るトラックから投げ捨てられた
小便入りのペットボトルが頭に当たらなければ。
自らを棚に上げ、社会を憎むのも結構。でもそれって、
すごい確率だぞ。


自由詩 [:probability Copyright プテラノドン 2013-08-27 01:35:51
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