貧乳
なんて哀しい
言葉

貧乳
なんてつらい
現実

あたい、ひょっとして
このままなの？
そんなイヤな予感
がし始めたのは
中学2年の夏
オケケはもう
ボーボーなのに
砂糖大さじ一杯分しか
盛り上がらない
乳房

友だちのメグミンは
ブルンブルンのFカップなのに
あたいはスッカスッカのマイナスCカップ
挫折ってこういうことなのか
プール帰りに見上げた空は
大きな雲が浮かんで
それがメグミンのFカップに似ていて

涙が頬を伝って流れた

でも、今日が最後
明日手術するの
メグミンよりも大きな
G カップに

だから、あたい
もう泣かない

さようなら
あたいの貧乳
ありがとう
あたいの
貧乳
さようなら
あたいの青春