繰り返す八月
ニワコ
八月一日
骨を転がす夢を見た
八月二日
私ではない、誰かの
八月三日
ブレーキを踏む摩擦の音
八月四日
君は居ない、もう居ない
八月五日
ひとりぼっちの誕生日
可愛らしいリボンが砂に擦れて
地面に張り付いていた
君が潰れた遠くのほうで
私の幸せが転がっていた
自由詩
繰り返す八月
Copyright
ニワコ
2013-08-03 00:39:13