わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」より)
Lucy
中庭の芝生の上に
プリーツスカートを
花のように拡げ
背筋を伸ばし、
聖書の言葉を引用する彼女は
修道女みたいで
美しく聡明なその先輩を
私は崇拝していた
(彼女は廃部が既に決定していた文芸部の部長で
私はその最後の新入部員だった)
あのころ・・
あなたが私など及びもつかない精神の高みに
常に居て
慈愛に満ちたまなざしを
私に注いでくれたから
私は
いつも淋しかった
自由詩
わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」より)
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Lucy
2013-06-18 22:43:28
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