白い皿
青色銀河団

高い空の不純物
真白な皿
泥は南海にすむという虫なのだ
回路の途中
迷ってしまう電子のこども
こどものあなた
あなたはいつだって
もう
佇んでしまう
丁字路は
やがて折りたたまれて
沈んでいく
記憶の層の
小さな
スパーク


琥珀の音の
しずくなんですって

あなたのために
取り分けてあげる
白い皿のうえ

見つめる白い皿
ゆがんだ顔の
わたし
白い
影が
ゆるやかに
スパークする



未詩・独白 白い皿 Copyright 青色銀河団 2004-12-30 18:02:51
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