太陽と星
多紀





太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

もしかしたら

見世物小屋の

薄汚れた

ライトだったかも

君も僕も幻を見ていたのか

君の輝く場所は

闇夜にあるかも




美しい影絵のように




太陽は沈んでしまった

そして目眩のような

満天の星座が

君を導く




優しい神話のように








自由詩 太陽と星 Copyright 多紀 2013-05-26 22:34:00
notebook Home 戻る