狂気は傍らにいる
owl

特異な衝動は
いつも側で息を荒くしている

誰もが異常な何かを
隠して忘れてしまうんだ

そこに居るんだよ?
僕の腹の底で
微笑ましくも目を座らせている
夥しい黒の獣達

暴いて裂こうと
煌めく牙で噛みついて
心は高潮に溺れる


あぁ…駄目だよ
きっとこれは
間違いで
可笑しくて
いけない事だ

でも誰もが持っている一つの個性 異常性

自傷
妄想
殺意
崇拝
殺傷
虚言
苦痛
血液
死体
拘束


人は何処までも可笑しくなれる
人は何処までも自由になれる
人は何処までも愛せれる
人は人は人は…

疑う事を忘れ
その目の前の白線を踏み越えれば

君も立派な……。


自由詩 狂気は傍らにいる Copyright owl 2013-05-22 20:37:48
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