誕生日タイム
清風三日月

テレビを見ていた君が
突然声を上げる
「あ!誕生日!」

見ればテレビの時計が
5時21分を示していた

テレビを見ていた僕が
突然声を上げる
「お!誕生日やで!」

君はテレビの時計
9時16分を見て
ニコリと笑う

他人が見れば
バカバカしいと
笑われてしまうかもね
だけど僕にとっては
とても幸せで
嬉しい時間でもあった。
世界のどこかで
同じ事をして
笑い合っている
人達が居ればいいな♪と
思っていたよ。

この歳になってしまうと
誕生日もそうそう嬉しいとは
感じなくなってしまったけど
今日、僕はまた誕生日を迎えた。

一年前に自由詩を
投稿した時、数人の方に
「おめでとうございます!」と
あたたかいコメントを頂いた。
顔も分からず、名前も知らず
御礼の伝えようも無いが
とても嬉しく
胸が熱くなったのを
今でも覚えている

やっぱりこの歳になると
誕生日はそうそう来て欲しくないと
思ってしまうけれど
・・・・・それでも!
言ってみるもんだよね!

あ!誕生日!

ってさ。

今日も心に君の声が響く。

「あ!誕生日!おめでとう!」

やっぱり本当は嬉しいんだなぁ♪
誕生日おめでとう・・・僕。


自由詩 誕生日タイム Copyright 清風三日月 2013-05-21 10:34:49
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