藪から蛇
梅昆布茶
藪から棒に破れかぶれ敗れ去り
ピンからキリまで品も義理も欠いて生き延びて
ふふふと不敵な不満のわらい
ままよとマヨネーズおまんまにかけて
大変だあ鯛が怠慢で困るんだが
ひひひと狒々が悲観の呟き漏らしても
縷々述べたてる流浪の生涯を
耳そば立てて見ていた午後に
きっと気が付けば木の上の生活は
こころに刻む心地良くあるように
サッサと去ろう猿廻し
自由詩
藪から蛇
Copyright
梅昆布茶
2013-05-20 10:19:43