おとしもの
梅昆布茶

ふかく沈み込んでゆくものひとつ
こころにあった
過不足のない生き方がしたかっただけなのだが
きもち押さえこまれてしまう

沈殿するものは多々あるがちょっぴり異議をとなえてみる
朝の空気にそぐわないそいつに問いかける
現実は砂糖菓子のようにはできていないのだなんて
いまさら言いきかせてるばかりで
ねえ前にすすもうや

もたもたしてると人生終わっちまうぜ
涙なんてごめんだ似合わないし
勇気もないくせに躊躇なんてしてるんじゃあないよ

時は公平さたぶん僕にだって
もういい加減気づくんだね始末におえない人間だってこと
今朝の気持ちがそう言ってたんだ



自由詩 おとしもの Copyright 梅昆布茶 2013-05-09 08:38:34
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