幼き日の母と僕
清風三日月

街を歩いていると
まるで宝物のように
我が子を抱く母親を
見かけることがある。
いや、きっと母親にとって
我が子とは宝物なのだろう。

そういえば僕はいったい
どうだったのだろう
どう育てられたのだろう
ふとそう思った。

そんなある日、姉が
2人のチビ怪獣を連れて
実家を訪れた。
ガオォーーーッ!!!

すると2歳の弟チビ怪獣が
母に向かってヨチヨチ歩き出し
そして抱き付いた!

ギュゥ〜〜〜〜〜ッ♪
力いっぱい
ギュゥ〜〜〜〜〜ッ♪

すると母も負けじと
ギュゥ〜〜〜〜〜ッ♪
嬉しそうに
ギュゥ〜〜〜〜〜ッ♪

あぁ、そうか!
僕もこうやって
育てられたのだなぁ♪
僕もこうやって
抱き締められて居たのだなぁ♪

もうすっかり
忘れていたが・・・
懐かしい気持ちと
嬉しい気持ちで
胸が熱くなる。

そうかお母さん
ありがとうね♪

ギュゥ〜〜〜〜〜ッ♪
だねっ♪♪♪


自由詩 幼き日の母と僕 Copyright 清風三日月 2013-04-23 22:00:37
notebook Home 戻る