[頑張ることに疲れた人へ2013春]
しょだまさし

頑張れたことを
まず自分で褒めて上げられる
そんなゆとりが戻るまで
休みましょう

本当に辛く苦しみの内にいる間は
どんな励ましも名言も
心には染み入らない

言葉に力があるのも真実なら
言葉では救えないほどの苦しみの時も
人にはある

季節の移ろいは
とても素敵な景色と出会いをほどこしてくれるけど
変化が人の心身へ与える負担もある

頑張らないで真面目や真剣を軽んじる人は
地に足つけて生きる重みを知ることはない

前に進めなくなるほど頑張ったなら
あなたは平易な道を選ばなかったチャレンジャー

たった一度の人生で
機会が与えられているのなら
頑張る道を迷わず歩む人でありたい

ゆっくり休んで
それから歩んだ道をゆっくり振り返ってみてほしい

そこにはしっかり地に足つけた深く重たく頼もしい
そんな足跡が残っているはず

時には時間に身を任せて
止まって地面に体をゆだねて
青空星空見上げ
流れる雲や星の数を数えて
休んでみることも
頑張る道程の内でしょう

一休み一休みを繰り返すのが人生そのものなのかもしれないのだから



(2013/4/21)


自由詩 [頑張ることに疲れた人へ2013春] Copyright しょだまさし 2013-04-21 22:46:30
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