考えるひと
アラガイs


後始末に翻弄されていると言うべきか
辺と辺とを結びつける孤独
手足を持たない細胞が、1?にも充たない空間に閉じ込められている
事実世界の果てが宇宙につながるのだとしたら
思考はタマネギの皮を剥くように発散されなければならない
地上から見上げる尖端部分
飲み込んでは日々排出されるもの
生み出された目的の数だけ新しく処理される何か
在る人は空想を考えなければ駄目だといい
また在る人にとってそれは不幸のはじまりだと警戒するはずで
捉えきれない楕円の中心部では膨大な力が働いている。
登れきれない頂きから(お〜い)と等しく叫んでみた。
一体何によって生じているのかを考えるくらいに、それは虚しい 。













自由詩 考えるひと Copyright アラガイs 2013-04-19 14:17:38
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