夢の中
松本 卓也

寒い
寒い
何がって問いかけ
何をって積み上げ

ああもう
おどろおどろしい
現実を積み上げた笑い声と
現在を重ね合わせた経験則であるとか

何を
何かを
ぶつくさと呟きながら

喉に触れると腫れ上がった扁桃腺
手を伸ばせば明日は目的をくすぐって笑う
いやだなって

もうくるえるようなせんたくしをあたえていただきたいなど
なんどめかなんかいかなんでおれにあたえるか
ああもうつごうよくかなでたぜつぼうにこどくのこえがかさなり
しらんふりしながら今日に投げかけた疑問を咀嚼する一日

終えるんだね








定かでない掛け声が巡ったとして
明日明後日と昨日一昨日は
結局同じ毎日が繰り返された結果なわけで
何をかを祈り笑い積み上げて放り出し
意味を無くし今日を見送った結果に
それぞれがなんとはなしに思い知ればイイ

霧散霧消の輪廻転生に
積み上げた結果に何の意味を付随させるかなんて
背けた視線の先になんぞでも連なれないでいるんでしょう

言葉遊びの先には何も響かない
上っ面を滑る先に想像した現実を夢見て
とりあえずしごいてればいいんじゃないのかい?






























行く末には現実しか存在し得ないとして
生きる様に残した足掻きに何を意味してるの
嗚呼もう今日も吐き出してしまいそうだ
何かしら遺すことが出来ればなんて
しょせんは見果てぬ夢でしかない


自由詩 夢の中 Copyright 松本 卓也 2013-04-11 00:09:33
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