遠い昔に聴いた雨の音
梅昆布茶
遠い昔に 悲しみの雨が降っていた
おいらは腹ペコの犬
遠い昔に捨てられた
あのいたいけないブチの仔犬が俺さ
母も知らず愛という言葉さえも憎んでいた
ただ雨に打たれていた
風に従わず気ままに生きてきた
孤独なやつさ
友達なんて要らない煩わしいだけだから
何も信じない自分さえも
だって僕はこの世の果てに立っているたった一人で
お為ごかしは要らないどうせ
クレイジーでデインジャラスなやつさ
夜空の遊星のように彷徨うだけ
あの夜の悲しみのように僕は地上にふりそそぐ雨
君たちは僕の名前を知らない
誰も僕をよばない
あの遠い昔に聴いた雨の音以外には