無題
砧 和日

庭先が散らかり
物陰が増えていく
見覚えのあるような
雀ほどの大きさの
鳥の形のたくさんのもの

手遅れになってしまった
忘れることが出来ないものを
正しく思い出さないために
似ているけれど少し違う
なるべく多くと触れ合うこと


自由詩 無題 Copyright 砧 和日 2013-04-09 06:33:58
notebook Home 戻る  過去 未来