木々のようには生きられない
石田とわ



     右足が重いと
     おもっていたら
     いつのまにか
     根が生えていた
     しかたがないので
     歩きまわる
     根をおろさずに
     すむように
     風呂場で
     冷たい水をかけ
     枯らさないようにする
     髪の毛先がふくらんで
     新芽がでてきた
     いつかどこかに
     花が咲いてしまうのか









     
     


自由詩 木々のようには生きられない Copyright 石田とわ 2013-03-30 02:50:23
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