ひざやにいらえんよごら
佐々宝砂
幻想された異国のどこかで
ゆらたのざんげまださらせえ
少女の舌がキーボードの上をさまよいます
なるさばどーえゆたなかさ
キーボードはよだれでべとべとしています
ふはなたまやはなたやはなた
少女には手も足もありません
たにたにはなかなやなゆる
その手足をもいだのはあなたがた
くやんなちはら。死ね。
だから少女はあなたにメールを送ったのです
(未刊詩集『異形小曲集』より)
自由詩
ひざやにいらえんよごら
Copyright
佐々宝砂
2004-12-24 05:59:14