遺書
梓ゆい

「もうすぐ、死にます。」と言われたら

誰に何を伝えよう。。

お父さん・お母さんには
「ごめんなさい。」

兄弟・姉妹には
「よろしくお願いします。」

友人・恩師・知人には
「ありがとうございました。」

考えても・考えても

解らなくなるから

普段のままで

居させてほしい。。

もしも

何かの偶然で死んだとしても

横たわる私は

誰にも知られずに

腐って・悪臭を放って・ゴミよりも嫌な眼差し・嫌な顔で足蹴されると

想像してみる。。

お父さん

お母さん

お兄さん

お姉さん





(近くにいても、遠い私の魂は泣いて詫びるのだろうか?)

考えても考えても

解らなくなるのだろうから
普段の生活のまま

居させてほしい。。

朝起きてから

夜眠りに着くまでを

安心・安全と名付けて

いつも通りで居させてほしい。。


自由詩 遺書 Copyright 梓ゆい 2013-02-21 02:36:55
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