逢った日
チアーヌ

夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない

コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない

雨が降っていて
目の前をたくさんの傘が
水を垂らして通りました
 
手をつないで欲しかったのに






自由詩 逢った日 Copyright チアーヌ 2013-02-20 22:56:51
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