姫君いちご
朝焼彩茜色

いちご

私は舌を疑う

包まれたいちご 瑞々しく 飲み物いらずの 片手にいちご

甘さの加減のきいた されど棘のない 巧み搗かれた

小さな雪だるまたち

いちご

私は舌を疑う

かわいい姫をかわいいなんて思わない 喉に通る だから


閃きのいちご 小さな雪だるまたち

定着に着地している 和菓子のいちご 脇役にならない

姫君  


自由詩 姫君いちご Copyright 朝焼彩茜色 2013-01-26 21:13:38
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