無明
砂木

指のとどかない所に 風が吹きつける
残る葉は からくりに寄り添い
ほどこしに 目をあけない

脈が 望みを往く
土に 酔い交じり

ひかるのは星だけと
枝の夜は ふける




自由詩 無明 Copyright 砂木 2013-01-21 22:14:27
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