乗る 部屋から
砂木

土の時から切り倒された木が
障子の枠になり
冷たさと暑さをさえぎる

みあげていた空は
どこにしまいこまれたのだろう

根もなく 葉もなく
マストのように 飛行機のように

航海が 守られている
風をとめて 震えている



自由詩 乗る 部屋から Copyright 砂木 2013-01-20 21:13:48
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