再び
三田九郎

絶望

この気持ちには

そう名づけるほかないのか

ざく ざく

目覚める者もまだだろう

夜明け前の残雪を踏みしめ

ざく ざく

終わり

その言葉が

何度よぎっても

凍えるからだの真ん中に

凛と立つ わたしの決意

道は続く

再び


自由詩 再び Copyright 三田九郎 2013-01-19 10:09:47
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