不登校児の親失格
イオン

神様、千円入れました
私の願いを聞いてください

私も親に心配をかけました
どん底までいって
それでもなんとか立ち直りました

だからそんな苦労を
味わせたくないと
子どもを叱りました
それも原因の一つだと言って
不登校児になりました

子どもを学校に
通えないように育てた私は
親失格なのです

子どもに平凡な
人生を押しつけた私は
親失格なのです

子どもがどん底までいって
自分よりも立派になって
親を否定することも恐れています
不登校児の親としても
失格なのです


辛い目にあった子どもが親になったら
辛い目にあう子どもが
頼って生まれてくると聞きました
子どもは自分を育ててくれる親を
選んで生まれてくるようです

それを信じてあげられない
不登校児の親失格です
だから登校させてください


自由詩 不登校児の親失格 Copyright イオン 2013-01-16 23:43:53
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