たぶんあれが君
朧月

鍵をたくさんもっているのに
何番目かを忘れてしまった
それが生きることで
それを探すことが目的

そうだとしたら
鍵穴は逃げないね

それを早く知っていたなら
でもね
回り道が必要なんだよ
階段があれば登らなくちゃ

空をみればだれだって
浮かんでみたくなるよね

すっと鳥が横切った
たぶんあれが君


自由詩 たぶんあれが君 Copyright 朧月 2013-01-11 22:29:05
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