リセットまでの風
朝焼彩茜色

煩わしさは 私が呼んだ
せっかくの余裕をもてあそぶ愚かさが
煩わしさを 愛する風が連れて来た

私に敬意を払い 見返りも生まれることなく
愛する風が 連れて来た

煩わしさは 私が呼んだ
せっかくの幅に柵を刺す愚かさが
煩わしさを 愛する風が連れて来た

私に頂きしか望まず うつむいても
愛する風が 気迫の微風を吹かせた

煩わしさを感じる心は悲しい
策を考えない刹那が淀む

煩わしさと仲良くなんて最高の選択なのかもしれない けれど
卓越という細く強かな風の通り道

その道で散歩したい
煩わしさを感じさせない気楽にも気高い旋風が欲しい

風が 愛する風が貴方だけが
私の背中で見守る

煩わしさは吹いてゆく
拭いて行く


自由詩 リセットまでの風 Copyright 朝焼彩茜色 2012-12-22 20:06:19
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