絶頂
はるな

磨いた床に
シンナーをこぼして
ここには
奇跡があふれかえっている
乾いた緑と肌
鏡を抱いたままの昨日

誰かを愛していた
ということはつねに
それが終わってからわかる
泣きやんで
泣きたかったのだとようやく気づくように



自由詩 絶頂 Copyright はるな 2012-12-14 01:01:42
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