一人も虜に出来無い”ことば”
ドクダミ五十号

たったの ひとりで いいの

このあなあきの ぽけっとに

こううんな こうかが ある

よろこびは それに にてる

かさかさの てのひらにのせ

ながめることの しあわせだ

けいようが ちんぷでしょう

それはわたくしの つみだよ

あなたのつみじゃない のだ

わたくしに 才があればなあ


自覚の絶望と脱出の努力
常につま先は向いている
荒涼としているがそこに



自由詩 一人も虜に出来無い”ことば” Copyright ドクダミ五十号 2012-11-05 17:11:16
notebook Home 戻る  過去 未来