子供に絵を描いてみせるのは難しいよ

辛辣なんですよ子供って

でね

自分が子供だった時の

残酷なまでの無知と

まっさらな網膜の鋭敏をほんの少し

思い出したりするのです ....
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Man shall not live by bread alone.

わたくしの

神はいないか

或は死んでしまった

かと云 ....
単純作業をするはずの機械仕掛けは

作業員を工場の雑務要員として従事させ

四六時中の作動をお守りさせた

切削油の匂いは余所ゝしく感じられ

切り粉は制作の結果と云う輝きを失い

 ....
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ささやかで良い

誰を祝うでもなく

チビどもとケーキを

幸せな人々に及ばないが

不幸というわけじゃない

これで満足出来るな ....
一人居の 深夜に響く カラカラと 小さき友よ 寂しくないよ

描きかけの 絵に手を加え 二三筆 どこか冷たい あおいろ侘し

巷での 喧騒背にし 杖ついて 帰りの辻に 黒猫の居り 
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猫よ

我々には降誕祭も

盆暮れ正月だって

自身の誕生日さえ

周囲とは異なり

意味を持たない


然し

猫 ....
梳る 黒髪は 細き肩 無でるよに

弱き陽の 冬の朝 逆光に 鮮やかし

過ぎし日よ 今も尚 忘れじの 君が影


流れ行く もの全て 掌に 握りたる

砂のよに 音も無く 喪われ  ....
すていんあらいぶ

それすらなくて

きがつけば

「いけませんよ いきなければ」

せっこうと

かみでできた

いたの

きれいにせいれつした

てんてんと

 ....
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これは駄目だ!完全な記憶と表現の不完全。

未だ駄目なヤツと自身を責める。

「もっとやれるんじゃないか?」

何処かで声がする。

 ....
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このあいらしい生き物

何をわたくしに問うか

謎が深まるであります

己の寿命を最大に使い

命とは?を訴えるのか

答えを要求 ....
 本意として巣箱は天井が取り外し可能にしてある

開けてみる 開けた事は 光感知に 鋭敏な おめめによって 即ち 感知される

そこに 指と言う 感覚器官であり 創造も成す 肉体の一部を 下ろ ....
ある温暖な朝の事

一本のひかる跡がありました

ナメクジの生きるに必然の

粘液の跡です

「気持ち悪」とか言わないでね

よくみれば綺麗におひさまのくれる光を反射していますよ
 ....
河の岸辺の柔らかき

柳の枝で縛り留め

貴女と私の幸せを

永遠にしたい

ただの一時さえ

繋ぎ止められはしないと

河は歌う

早瀬の石を撫でながら

おお

 ....
アバンギャルド・チックな文言より

体制批判を

おや?それって同義じゃねえ?

多くをアバンギャルドに求めた結果

本来的な意味は陳腐になった

本来は

芸術をもって

 ....
弁証法的唯物論と云うのがある。「階級闘争」に点いてはこれに比類する論は無い。
生半可の「唯物論」を自己の是とする者は多い。甚だしく考察不足と言わねばならない。
「人間機械論」を改めて持ち出し議論す ....
元から何も無いヤツは

無い事を武装として

多くを与えられた者を

せせら笑う自由を持つ

よつて柔軟なので

敵は皆無なのである

諸君

嘆く事なかれ

得る事に ....
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稲荷寿司と太巻きが

如何に御馳走であった事か

材料は安価であるが

手間は恐ろしくかかる

ハレとケの区別があった時代

日々 ....
エントランスとか言うな

工業地帯にほど近い

どこか鉄の匂いのする町の

杉板貼りの二階建て

くもりガラスの引き戸

開ければ土間と廊下

左手に下駄箱あり

廊下のは ....
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ゆるりゆるゆる ひらきます

さむさのゆえの ゆるやかさ

ゆびさえふれず ながめます

ゆうやけいろを すこしだけ

もらいこくなる ....
水を噛む 答えは無いが トリアエズ

口付けの 余韻を消そう スベキコト

無味無臭 受け入れ新た ワスレサリ

記憶とは 見ずにて流す ムカンドウ

味気なし 口ののこりは イニオチ ....
「アンニュイ」と言う
横文字を
怠惰的と理解してる

窓辺に肘をついて
叶わぬ恋を思う
それはアンニュイ

俺は馬鹿だが馬鹿じゃ無い

きちんと「物憂い」を理解している

馬鹿 ....
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祈りは切実

祈りは本心

祈りは真剣

祈りと題したこの絵

祈りを書ききったと

祈りたいですけれど

祈りが足りないかも ....
貴重な存在だからこそ

歌にもなる

とんてんかん とんてんかん

侮るなかれ

つちうつを

貴君等はどうぞ知り給え
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この薔薇は

美しいと自分を

認識してはいない

当然の様に咲いている

それだけだ


だからだ

図画にするのは
 ....
野ばらの刺を肉に刺さるを

貧しい故に放置される幼子

被曝の危険を金銭にするを

知覚の外の事は
もっとある
それらを述べられないの

それを残念とする私を

誰も知らない
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げきやすの しゃけのきりみは あじけない ころもまとわせ しゅやくになった

くうことに こだわることは はずかしい いじきたないと きみはいうか ....
たったの ひとりで いいの

このあなあきの ぽけっとに

こううんな こうかが ある

よろこびは それに にてる

かさかさの てのひらにのせ

ながめることの しあわせだ
 ....
 あのですね「救荒食物便覧」と云う書物がありまして、恐ろしく高価だったです。
なんでそれを読まねばならなかったか。其れについて少しばかり述べましょう。
わたくしは小学校入学以前の年齢であったと記憶 ....
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まあ これを

「ラーメン」と主張するの

麺も具も出来合いじゃ無いよ

少しだけれど

自信がないよ

これの注意点だけれど
 ....
{画像=121104131051.jpg}

剪定を 出来ぬ理由は ここにあり

茎葉新たに 花を付けては


こんなにも 茂るものとは 我知らず

教えてくれる 君は素敵だ

 ....
ドクダミ五十号(320)
タイトル カテゴリ Point 日付
取り戻すのは簡単じゃない自由詩2*12/12/28 4:45
パンと生命自由詩2*12/12/27 12:27
荒業地帯のパペット自由詩4*12/12/26 17:59
幸せの真似事自由詩6*12/12/25 1:15
ほーりーな二日間は君に短歌1*12/12/24 0:55
おいわい自由詩6*12/12/22 16:11
陽と芥自由詩2*12/12/21 10:07
Stayin' Alive自由詩5*12/12/18 1:18
記憶の表現の不完全について自由詩3*12/12/13 11:19
ねずちゅうとわたし自由詩6*12/12/13 10:53
ねずちゅうが何故にわたくしの指に反応するか?自由詩4*12/12/12 12:43
かたつむりのつむりくんとなめくじのなめちゃん自由詩3*12/12/10 19:34
自由詩8*12/12/9 0:49
先鋭的自由詩4*12/12/8 7:37
今一度散文(批評 ...0*12/12/7 23:34
無敵自由詩212/12/7 18:34
御馳走について自由詩7*12/12/5 15:57
「アパート」四歳の記憶自由詩7*12/12/4 4:02
喜びはゆっくりとして自由詩412/12/1 2:34
忘却希望者自由詩112/11/24 22:26
珍しく自由詩112/11/9 14:43
祈り自由詩512/11/8 15:52
村の鍛冶屋自由詩7*12/11/7 23:33
筆をとる理由自由詩2*12/11/7 22:07
誰も知らない自由詩4*12/11/7 2:15
夕飯自由詩3*12/11/5 21:30
一人も虜に出来無い”ことば”自由詩212/11/5 17:11
本と神田とジジイ散文(批評 ...2*12/11/5 9:30
なによこれ?自由詩312/11/4 14:05
ためらい短歌3*12/11/4 13:19

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